40歳以上の方には、マンモグラフィと視触診の併用による検診が推奨されています。
問診・視触診
生理周期などの月経の状況、妊娠や分娩、授乳の経歴、現在の症状や経過、過去の検査の結果についてなど、お伺いさせていただきます。
その後、乳房のひきつれやただれ、乳頭のへこみなど、皮膚表面の変化を視診で確かめます。
次に触診で、しこりの有無や様子、乳頭からの分泌物を診ていきます。
マンモグラフィ検診
マンモグラフィは、乳房専用のレントゲン撮影のことです。乳房を圧迫して乳腺の陰を撮影し、しこりの形や乳腺の乱れ、石灰化などを見つけます。乳がんの早期発見に役立つ検査です。
痛いという評判だけで敬遠してしまいますが、それほど痛いものではありません。
エコー検診
乳房に超音波をあてて、乳房内部からはねかえってくる反射波(エコー)を画像化して乳腺の状態を調べる検査です。マンモグラフィで乳腺に隠れたしこりを見つけることができます。
また、しこりを見つけた場合には、しこりの形や、その内容などを見ていきます。
マンモグラフィでは真っ白に写ってしまう若い女性にも有効です。
当院ではプロジェクターを導入しており、天井に大きく画像を映し出すことで、患者様がラクな姿勢のまま、画像を確認できます。
しこりや分泌物などの自覚症状がある場合は「検診」を受けるのではではなく「受診」をしてください。受診の場合は、保険診療にて精密検査を行います。症状がない人は自費の診療になります。
また、自覚症状がなく検診を受けた後で精密検査を受ける場合も、自覚症状があり精密検査を受ける場合も、症状によって検査方法などは異なりますが診断されるまでのフローは大体同じです。
■自費による検診の料金
| 検診方法 | 料金 |
| 視触診＋マンモグラフィ＋超音波 |
13,750円（12,500円＋消費税1,250円） |
| 視触診＋マンモグラフィ |
8,580円（7,800円＋消費税780円） |
| 視触診＋超音波のみ |
6,930円（6,300円＋消費税630円） |
