質問1759:8mmの粘液がん

Q1759

こんにちは。37才女性です。

四月中旬に、しこりを見つけ検査に行きました。

その結果は細胞診、エコー、マンモでは8×1.2㎜粘液癌と言う診断が出ました。

見た感じではリンパ転移はないとのこと。

その後、細胞診のせいなのかしこりが固く感じたり大きくなったような感じがしたり。

三週間後大きな病院の予約を取り、本日行ってきました。MRI、針生検をし、こちらでも触った感じはリンパ転移はないとのこと。

しかし詳しくは手術しないとわからないとのことです。

MRIはまだ詳しくは見ていないがぱっと見明らかに広がってはいない様に見えると一言だけ頂きました。

MRIの結果、腫瘍のタイプなどは来週わかります。

また、針生検したことにより粘液癌が広がりませんか?

この段階での遠隔転移、リンパ転移の確率、

予後などデータや、

予測でいいので教えて頂けないでしょうか。

小さな子どもがいるので検査までの間、不安が募ります。

まず粘液がんについて説明します。

粘液がんは乳がんの中でも特殊型に分類されますが、非常におとなしい乳がんです。

大部分がホルモン受容体陽性のルミナールAで、リンパ節転移も通常の乳がんと比べるとすくないです。

10年生存率(粘液がんの大きさ関係なく全体でみて)は、92%ぐらいあり、通常の乳がんの10年生存率73%に比べると、予後は良好です。

 

あなたの場合は、8㎜の粘液癌ですので、腫瘍のタイプは多分ルミナールAで、腋窩リンパ節に転移は、無いと思います。

術後の治療はホルモン療法をするか、しないかになると思います。

手術の方法に関しては、乳がんをきれいに取った後に、残った乳房がいい形になるのであれば、温存手術をしますし、

いい形にならなければ、乳房全摘になります。

手術法は、がんの進行度やがんのタイプなどとは関係がありません。

針生検で、がん細胞は、周囲に少し散らばりますが、散らばったがん細胞は、全て診でしますので、気にしなくて大丈夫です。

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